【bisen-OBを訪ねて】第3回・浅井政良さん
月に一度、多方面で活躍されているbisen-OBを訪ねてインタビューをする連載企画。
シリーズ3回目に登場していただくのは、
1期絵画科卒の 浅井政良 先輩です。
シリーズ3回目に登場していただくのは、
1期絵画科卒の 浅井政良 先輩です。
年末のお忙しい時期にもかかわらず、資料を揃えて出迎えてくださいました。
ここにまとめるのは至難の業と思えるほど、たくさんの興味深いお話をお聞きすることができました。
l 仕事内容
有限会社 アサイスペースデザイン 取締役
建設業許可、屋外広告業登録を得て、札幌・小樽を中心に、
店舗・住宅・環境の企画・設計・監理・施工と、トータルにディレクト。
古民家や石蔵復元工事他、
クライアントに、菓子工房トーイズスイート、NPO北海道地域福祉支援センター。
l 卒業後の経歴
北星商会(現ホクセイハンズ)入社。
働きながら、かの有名な岡本太郎が校長を務める「日本ディスプレイ学園」の通信教育(2年)を受けさせてもらう。
年2回の講習では、当時からエネルギッシュな岡本氏に直接習い、時代の最先端をいく講師の他に日本文化の家元達も講師を務め、物に対する価値観、表現力をも学ぶ。
当時は商業施設科など無く、ココが世の中で唯一の勉強の場。
ここで学んだ「ディスプレイ」とは、ウィンドウなどショウイングではなく、
「送り手が受け手に伝えようとしている情報を、空間演出的な演奏技術によって的確に形造っていくこと」
つまり、「相手が何を言いたいのか、表現したいのかを伝える手段」であり、総合的なもの。
あまりにも学ぶことが多すぎて、内容を把握の為いまだに勉強しているそうです。
これが、在学当時に使っていた「日本ディスプレイ学園」の教科書
一読、否、十読しても理解し難い内容がびっしり。でも、芸術の基礎がしっかり書かれています。
20代の意欲旺盛な同級生達は卒業後、全国を股に掛けて活躍。
彼らに勝ちたい!という思いから、ドイツで3年に1度開催の「国際店舗設備見本市(ユーロショップデザインセッション)」への視察ツアーに行くことに。
国際店舗設備見本市の会場では、世界600社以上の専門業者が新しいアイデアと製品を展示。地元デザイン学校の先生や生徒と記念撮影。
パリではピエール・カルダンに会い、彼の商売に対する考え方・方向性を学び、都市再開発地区のラ・デファンスを視察。
ドイツではライン・ルール・ショッピングセンターやデュラー社を視察。
施設の設計、施工業者のセミナーを受けて、大きな衝撃を受けたようです。
(なんと当時で50万円もの旅費を会社が~
)
都市再開発地区のラ・デファンス(上)と、ピエール・カルダン氏(下・中央)。
そして、仕事の傍らバレーボールチーム「小樽交友会」に所属し、全国クラブ大会のベスト8に!
ミュンヘンオリンピックで活躍した横田選手と時を同じくして「全日本都市対抗バレーボール優勝大会」にも出場。
朝練もあり、当時の睡眠時間はなんと3時間だったそう!(若さですね~
タフですね~
)
ケガをしてからも監督を務めるスポーツマンだったようです。
バレー選手時代の浅井さん。かなりの男前です!
会社の組織改革により、42才で独立。現在に至る。
l 仕事で大切にしていること
■三方良し ~ 近江商人の言葉。
「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。(コトバンクより引用)
■本物をちゃんと知る。 ~ 時間がかかっても掘り下げる。本物を知ればこそ崩せる。
浅井さんは小樽の古い石蔵再生の際に、図書館で当時の文献を調べあげ、
そこで当時使われていた窓のじょっぴん(鍵)を1週間掛けて探し出した。
今月に竣工した小樽の石蔵(上)も、当時の写真資料(下)等を調べてから提案していったそう。
こうして付加価値を高めることで、テナント募集の際には30件も応募が。
■引き渡し時には必ず竣工図をつける。 ~ きっちり最後まで仕事をする。
l 今後のVision
仕事のボリュームは少なくなってきているが、
いつでも仕事ができる態勢は整えておく。
l 学生、後輩に向けてのメッセージ
夢を持って、実現するよう努力してほしい。
l 座右の銘
「夢を持って、努力。そして、実現するように、目指す。」
これは独立するときに会長から贈られた言葉で、今も大切にしている言葉だそうです。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
会社所在地
有限会社アサイスペースデザイン
札幌市東区北13条東6丁目2番18-701号
文 菅原25期 写真・構成 齊藤33期
ここにまとめるのは至難の業と思えるほど、たくさんの興味深いお話をお聞きすることができました。
l 仕事内容
有限会社 アサイスペースデザイン 取締役
建設業許可、屋外広告業登録を得て、札幌・小樽を中心に、
店舗・住宅・環境の企画・設計・監理・施工と、トータルにディレクト。
古民家や石蔵復元工事他、
クライアントに、菓子工房トーイズスイート、NPO北海道地域福祉支援センター。
l 卒業後の経歴
北星商会(現ホクセイハンズ)入社。
働きながら、かの有名な岡本太郎が校長を務める「日本ディスプレイ学園」の通信教育(2年)を受けさせてもらう。
年2回の講習では、当時からエネルギッシュな岡本氏に直接習い、時代の最先端をいく講師の他に日本文化の家元達も講師を務め、物に対する価値観、表現力をも学ぶ。
当時は商業施設科など無く、ココが世の中で唯一の勉強の場。
ここで学んだ「ディスプレイ」とは、ウィンドウなどショウイングではなく、
「送り手が受け手に伝えようとしている情報を、空間演出的な演奏技術によって的確に形造っていくこと」
つまり、「相手が何を言いたいのか、表現したいのかを伝える手段」であり、総合的なもの。
あまりにも学ぶことが多すぎて、内容を把握の為いまだに勉強しているそうです。
これが、在学当時に使っていた「日本ディスプレイ学園」の教科書
一読、否、十読しても理解し難い内容がびっしり。でも、芸術の基礎がしっかり書かれています。
20代の意欲旺盛な同級生達は卒業後、全国を股に掛けて活躍。
彼らに勝ちたい!という思いから、ドイツで3年に1度開催の「国際店舗設備見本市(ユーロショップデザインセッション)」への視察ツアーに行くことに。
国際店舗設備見本市の会場では、世界600社以上の専門業者が新しいアイデアと製品を展示。地元デザイン学校の先生や生徒と記念撮影。
パリではピエール・カルダンに会い、彼の商売に対する考え方・方向性を学び、都市再開発地区のラ・デファンスを視察。
ドイツではライン・ルール・ショッピングセンターやデュラー社を視察。
施設の設計、施工業者のセミナーを受けて、大きな衝撃を受けたようです。
(なんと当時で50万円もの旅費を会社が~

都市再開発地区のラ・デファンス(上)と、ピエール・カルダン氏(下・中央)。
そして、仕事の傍らバレーボールチーム「小樽交友会」に所属し、全国クラブ大会のベスト8に!
ミュンヘンオリンピックで活躍した横田選手と時を同じくして「全日本都市対抗バレーボール優勝大会」にも出場。
朝練もあり、当時の睡眠時間はなんと3時間だったそう!(若さですね~


ケガをしてからも監督を務めるスポーツマンだったようです。
バレー選手時代の浅井さん。かなりの男前です!
会社の組織改革により、42才で独立。現在に至る。
l 仕事で大切にしていること
■三方良し ~ 近江商人の言葉。
「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。(コトバンクより引用)
■本物をちゃんと知る。 ~ 時間がかかっても掘り下げる。本物を知ればこそ崩せる。
浅井さんは小樽の古い石蔵再生の際に、図書館で当時の文献を調べあげ、
そこで当時使われていた窓のじょっぴん(鍵)を1週間掛けて探し出した。
今月に竣工した小樽の石蔵(上)も、当時の写真資料(下)等を調べてから提案していったそう。
こうして付加価値を高めることで、テナント募集の際には30件も応募が。
■引き渡し時には必ず竣工図をつける。 ~ きっちり最後まで仕事をする。
l 今後のVision
仕事のボリュームは少なくなってきているが、
いつでも仕事ができる態勢は整えておく。
l 学生、後輩に向けてのメッセージ
夢を持って、実現するよう努力してほしい。
l 座右の銘
「夢を持って、努力。そして、実現するように、目指す。」
これは独立するときに会長から贈られた言葉で、今も大切にしている言葉だそうです。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
会社所在地
有限会社アサイスペースデザイン
札幌市東区北13条東6丁目2番18-701号
文 菅原25期 写真・構成 齊藤33期