[bisen-OB ガンちゃんのアート探訪] 齊藤健太久藤エリコ2人展 「愛のモノクローム」
bisen-OB会会員「ガンちゃん」による不定期コラムコーナーです。

「ガンちゃん」
猪股岩生 ~ グラフィック専攻の9期卒業生。画家/造形デザイナー。
屋外造形物、建築、景観の造形プランナーをはじめ、ホームページ制作、CI構築代行と幅広く活動。また、北海道の自然をテーマにした風景画を描き続けている。
絵画工房gan-gan 代表。

本日は、校友会メンバーの齊藤健太さんと久藤エリコさんの2人展「愛のモノクローム」の会場「画廊喫茶チャオ」におじゃましました。
地下鉄の北24条駅の1番出口からすぐ北隣に「画廊喫茶チャオ」があるモンレーブ24ビルが見えてくる。
この北24条界隈はbisenに入学した40年前当時の面影が残っていて、いつも訪れると懐かしさが込み上げてくる場所でもある。

「ガンちゃん」
猪股岩生 ~ グラフィック専攻の9期卒業生。画家/造形デザイナー。
屋外造形物、建築、景観の造形プランナーをはじめ、ホームページ制作、CI構築代行と幅広く活動。また、北海道の自然をテーマにした風景画を描き続けている。
絵画工房gan-gan 代表。
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展覧会名:齊藤健太 久藤エリコ 2人展 「愛のモノクローム」
会場:画廊喫茶チャオ(札幌市北区北24条西4丁目1-21 モンレーブビル3F)
会期:2015年2月6日(金)~2月18日(水)
会期:2015年2月6日(金)~2月18日(水)
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本日は、校友会メンバーの齊藤健太さんと久藤エリコさんの2人展「愛のモノクローム」の会場「画廊喫茶チャオ」におじゃましました。
地下鉄の北24条駅の1番出口からすぐ北隣に「画廊喫茶チャオ」があるモンレーブ24ビルが見えてくる。
この北24条界隈はbisenに入学した40年前当時の面影が残っていて、いつも訪れると懐かしさが込み上げてくる場所でもある。
昨年新築された校舎(北24条西8丁目)のすぐそばには戦前、北海道で唯一東京への定期航路であった札幌飛行場の正門跡の門柱が今でも見る事が出来、北24条西5丁目の交差点にあるパチンコ屋さん(当時手打ちの台が大半でした!)も外観は勿論変わっているが同じ場所にある。
まだ南北線は北24条までで、麻布までは開通していなく、大通まで行くのに下宿のあった北30条から、ぶらぶら歩いて行った事を思い出す。
お店に入ると、久藤エリコさんの上から吊るしたタペストリーの様な、大きな切り絵作品が迎えてくれる。
写真ではフラッシュの為見えていないが、お店の照明で出来た切り抜きの影がシルエットとなって壁に投影され、厚みを感じる作品に仕上がっている。
風刺的なテーマを扱いながら嫌みにならない印象なのは、やはり作品にその人柄が表れている為と思う。
今回の齊藤さんは大きな作品を描かれ、2人展としての構成を意識した展示になっている。
一見大胆で骨太な印象だが、決して荒っぽさを感じない事が齊藤さんの作風であると改めて思う。
堕天使ルシファーを表現したのだろうか・・・一見優しく、弱々しくさ え感じるその風貌だが、手を差し伸べたとたんにサタンに豹変する・・・・ インディー・ジョーンズのシリーズ第1作「レイダース失われたアーク」のクライマックスシーンを何故か思い出す。
ビアズリーの「サロメ」の連作を思い出す。空間を切る様なシャープな白黒のコントラストと線質が、観る者に独特の緊張感を与える作品が多いが、この作品は動的で伸びやかでどこか心地よさを感じる。
構成力に魅入る・・・・無駄なく、寂しくならず画面構成する事は非常に難しい。
墨絵と切り絵・・・・手法は違うが、どちらも動的で力強さの中にも、繊細さを感じる作風が心地よく調和した見応えのある2人展でした。
ガンちゃん こと 猪股岩生
まだ南北線は北24条までで、麻布までは開通していなく、大通まで行くのに下宿のあった北30条から、ぶらぶら歩いて行った事を思い出す。
お店に入ると、久藤エリコさんの上から吊るしたタペストリーの様な、大きな切り絵作品が迎えてくれる。
写真ではフラッシュの為見えていないが、お店の照明で出来た切り抜きの影がシルエットとなって壁に投影され、厚みを感じる作品に仕上がっている。
風刺的なテーマを扱いながら嫌みにならない印象なのは、やはり作品にその人柄が表れている為と思う。
今回の齊藤さんは大きな作品を描かれ、2人展としての構成を意識した展示になっている。
一見大胆で骨太な印象だが、決して荒っぽさを感じない事が齊藤さんの作風であると改めて思う。
堕天使ルシファーを表現したのだろうか・・・一見優しく、弱々しくさ え感じるその風貌だが、手を差し伸べたとたんにサタンに豹変する・・・・ インディー・ジョーンズのシリーズ第1作「レイダース失われたアーク」のクライマックスシーンを何故か思い出す。
ビアズリーの「サロメ」の連作を思い出す。空間を切る様なシャープな白黒のコントラストと線質が、観る者に独特の緊張感を与える作品が多いが、この作品は動的で伸びやかでどこか心地よさを感じる。
構成力に魅入る・・・・無駄なく、寂しくならず画面構成する事は非常に難しい。
墨絵と切り絵・・・・手法は違うが、どちらも動的で力強さの中にも、繊細さを感じる作風が心地よく調和した見応えのある2人展でした。
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ガンちゃん こと 猪股岩生