絵の初心者は何から始める?ドラゴンボール模写の失敗から考えた練習法

「絵を描いてみたいけれど、何から始めればいいんだろう?」

私も子どもの頃、ドラゴンボールの原作を横に置いて、好きなキャラクターをよく真似していました。ただ、目を何度描き直しても顔全体を見ると「何か違う」。うまく似せられずに苦戦した記憶があります。

大人になった今、改めて初心者として始めるなら、当時のように何となく描き直すのではなく、基礎を少し練習してから好きな絵を模写し、見本との違いを一つずつ確認します。これは現在の上達実績ではなく、子どもの頃の失敗と、今の仕事で身についた改善の考え方から選ぶ方法です。

この記事では、実際に模写して苦戦した部分と、そこから今ならどう練習するかを分けながら、最初の一枚をどう始めるかを書いています。

目次

初心者なら基礎と模写から始めたい

初心者が絵を始めるなら、私なら「基礎を少し練習する→好きな絵を模写する」という順番にします。

基礎といっても、最初から専門的なデッサンを何時間も勉強するという意味ではありません。直線や曲線、丸や四角などの簡単な形を描いてみる。そこから描きたいものを大まかに捉えていくくらいです。

私はせっかちな性格なので、線や丸だけを延々と描いていたら、おそらく途中で「もう実際に何か描こう!」となります(笑)。

だったら基礎だけを続けるより、少し手を動かしたところで好きな絵を一枚模写する。私にはそのほうが合っています。

最初から上手な一枚を目指すより、基礎を試しながら好きな一枚を完成させる。今から始めるなら、私はまずそこから試します。

子どもの頃を振り返っても、当時は「基礎を勉強している」なんて意識はまったくありませんでした。ただドラゴンボールの絵を描きたくて、原作とにらめっこしていたんですよね。

好きだから、描く。

単純ですが、最初のきっかけなら、それくらいでもいいのかもしれません。

ドラゴンボールの模写で苦戦したこと

子どもの頃の私は、ドラゴンボールの原作を横に置き、まず輪郭から真似していました。

今思えば、描きたいものを見ながら全体から細かいところへ進もうとしていたのでしょう。ただ、そんな理屈を考えて描いていたわけではありません。

当然、そう簡単に原作のようには描けませんでした。

目ばかり直しても似なかった

特に難しかった記憶があるのが、顔のバランスと目でした。

原作を見ながら目を描いて、自分では「こんな感じかな」と思う。ところが顔全体を見ると、何か違います。

そこで目を消して、もう一度描く。それでも似ないので、また目を気にする。細かな回数までは覚えていませんが、顔そのものより「目が違うんだ」と考えていた記憶があります。

今振り返ると、ここが面白いところです。

当時の私は目ばかり気にしていましたが、本当に目だけが原因だったのかは分かりません。目の位置や左右の間隔、輪郭に対する大きさなど、顔全体との関係に原因があった可能性もあります。

一部分ばかり見ていると、そこが原因だと思い込んでしまう。でも少し離れて全体を見ると、「あれ、違うのはこっちか?」となることがありますよね。

仕事で資料を作るときにも似た経験があります。一部分の表現を一生懸命直したのに、資料全体を見直したら、そもそも伝え方が分かりにくかったということがあります。

子どもの頃は「似てないな」で終わっていましたが、今なら「どこが違う?」まで考えてみたいところです。

今なら全体を見てから細部を描く

子どもの頃は、原作を見ながらいきなり輪郭を描き始めていました。うまく合わないと消して描き直す。その繰り返しです。

今振り返ると、最初から輪郭を決めようとしていたことも、描きにくかった理由の一つだったのかもしれません。

もし今から描き直すなら、まず薄い線で「だいたいこの辺かな」と大まかな形や位置を取る方法を試してみたいです。人物なら頭や体、顔なら目・鼻・口のおおよその位置を見てから細部へ進む。

これは現在の私が絵を描いて上達を確認した結果ではありません。ただ、子どもの頃に何度も描き直した経験を振り返ると、一発できれいな形を決めようとしないほうが試しやすそうだと考えています。

私は普段、風景の写真をよく撮ります。撮る瞬間は「ここまで入れたほうがいいかな」と全体を見て構図を決めたつもりでも、あとで見返すと「いや、こっちじゃなかったな」ということがあります(笑)。

その経験があるので、一部分だけで判断する怖さは何となく分かります。目だけならそれらしく見えても、顔全体に戻した瞬間に違和感が出る。子どもの頃の模写でも、まさにそこで苦戦しました。

写真と絵を同じものとして考えるつもりはありませんが、「一部分だけで判断せず、全体に戻って確認する」という点は、今の私なら意識します。

好きな絵を模写して違いを探す

基礎と一緒に取り入れたいのが、好きな絵の模写です。

私にとってはドラゴンボールでしたが、題材は自分が「これを描いてみたい」と思えるものがいいでしょう。

模写で私が使いたいのは、見本と自分の絵を直接比べられるところです。

「絵がうまくなりたい」だけだと、どこまでいけば上達したことになるのか、初心者にはなかなか分かりませんよね。

仕事なら完成させる資料があり、趣味の野球なら試合の勝敗や自分のプレーがあります。一方、絵の「うまい」は、そんなに簡単には決められません。

だったら最初は「この見本に少しでも近づける」と、自分なりの目標を決める。

描き終わったら見本と自分の絵を並べ、輪郭はどうか、目の位置はずれていないか、全体の大きさや配置はどうかと見比べます。

「何か違う」で終わらず、その「何か」を探してみるわけです。

一度に全部直そうとしない

子どもの頃は、似ていないと思うと目を描き直し、それでも違えばまた消す。そんな描き方をしていました。ただ、今振り返ると「どこが違うのか」を切り分けて考えてはいませんでした。

これは、現在仕事で何かを改善するときの考え方とはかなり違います。

仕事では原因らしきものが五つあっても、一度に全部変えるのではなく、「まずここ」と絞って確認することがあります。全部変えてしまうと、何が良かったのか分からなくなるからです。

この考え方を絵にも持ち込むなら、顔のバランスが気になった一枚では、次にそこを重点的に見る。目が大きかったと思えば、その次は目と顔全体の比率を見る。

「今回は顔のバランス。次は目の位置」

私なら、それくらいに絞ります。

実際にこの方法で絵が上達した、とまでは言えません。それでも、子どもの頃のように「似てないからまた描き直す」だけで終わらせないための確認方法として試してみたいと思っています。

私はコツコツ続けること自体は嫌いではありません。受験で大失敗した経験もあり、昔に比べると「何が原因だったのか」を振り返って次に変えることを大事にするようになりました。

絵でも、一枚描いて一つ気づき、次で試してみる。

「前よりここは近づいた」と自分で確認できれば、少なくとも何となく描き直すだけではなくなります。

たとえば10枚描くなら、1枚目と10枚目を並べてみるのも面白そうです。「自分はいつも顔が大きくなるな」なんてクセが見つかったら、それも次に試す材料になります。

模写を公開するときは注意する

模写でもう一つ気をつけたいのが、描いた作品をブログやSNSなどへ公開するときです。

子どもの頃のように、自分で楽しむために原作を見ながら描くことと、それを不特定多数が見られる場所へ公開することは同じではありません。

漫画やアニメ、イラストレーターなどの作品には著作権があります。自分で描いた模写だからといって、自由に公開できるとは限らないため注意が必要です。

私自身ブログを運営しているので、ここは「せっかく描いたから載せよう」と勢いだけで判断したくないところです。

公開したい場合は、権利者が示しているガイドラインや利用条件を確認する。判断できなければ、まず個人の練習として楽しむ。少なくとも私はそうします。

初心者の模写なら、誰かに見せることより「どこが違うんだろう?」と観察するための練習と考える。そのほうが、この記事で考えてきた練習方法ともつながります。

最初は紙と鉛筆があれば十分

「絵を始めよう」と思ったら、今度は道具が気になってきます。

鉛筆はどれがいい? 紙は? デジタルならタブレットも必要?

こういうのって調べ始めるとキリがありません。気づいたら道具を調べただけで一日終わっていた、なんてことにもなりそうです。

私なら、まず家にある紙と鉛筆で描きます。

初心者の段階では、自分がどんな絵を描きたいのか、そもそもどれくらい続けたいのかも分からないからです。

ブログのアイキャッチではCanvaや生成AIを使っています。便利な機能が多く、触っていると「あれも試したい」と道具や機能のほうへ意識が向くことがあります。

だからこそ、自分の手で絵を描く最初の段階では、私は逆に道具を増やしすぎたくありません。

紙と鉛筆で一枚描いてみて、それでも続けたいと思ったら次の道具を考える。そのほうが「描きたいのか、道具を試したいのか」が自分でも分かりやすいからです。

せっかちな私としては、道具選びだけで一日終わるほうがもったいないですしね。

そのあとで「もっと描きたい」「色も使ってみたい」「デジタルでも描きたい」となったら、必要なものを探せばいい。

時間もお金も大切だからこそ、まず試して、続けたくなったら道具にお金をかける。私はこの順番を選びます。

買って満足して終わったら、それこそもったいないですからね。

まとめ

絵の初心者が何から始めるか迷ったら、難しく考えすぎず、基礎を少し練習して好きな絵を模写する。今の私なら、この方法から試します。

最初に意識したいことをまとめると、

  • まずは直線や簡単な形で手を動かす
  • 好きな絵を見本にして、全体の形から見る
  • 目や顔など、気になった部分を一つずつ比べる
  • 「何か違う」で終わらせず、どこが違うかを探す
  • 次の一枚では、前回気になった一つだけを意識する

子どもの頃の私は、似ていないと目ばかり描き直していました。今振り返ると、細部だけでなく全体を見て、違いを一つずつ確認するだけでも練習の仕方は変わりそうです。

ただし、これは46歳になった私が実際に何枚も描いて「上達した」と確認した方法ではありません。子どもの頃の模写でうまくいかなかった経験と、今の自分ならどう取り組むかを重ねて考えたものです。

だから私自身も、始めるならまず一枚。

「絵がうまくなる」と最初から大きな目標を立てるより、好きな絵を一枚描いて、見本と比べてみる。

子どもの頃は「何か違う」で終わっていたその先を、今ならちょっと考えながら描いてみたいですね。

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