デザインの見本はどこを見る?アイキャッチの改善につなげる5ステップ

読みやすいアイキャッチを見つけても、「文字が大きいから?」「写真の使い方が違うから?」と、どこを参考にすればいいか迷います。

私もブログのアイキャッチで、文字の後ろに暗い背景を付けたり、小さな説明を減らしたりしてきました。修正すると読みやすくなりましたが、次の画像では、また文字の配置や大きさに悩んでしまいます。

そこで今回は、過去の修正経験を手がかりに、見本の文字・背景との明暗差・余白・情報量を観察し、自分の画像の改善へつなげる方法を考えました。

流れは、①見本を集める、②惹かれた理由を書き出す、③作り方を確かめる、④違いと改善点を言葉にする、⑤次の制作に生かす、の5ステップです。

この流れを通して見本を比較する練習は、まだ行っていません。実際にアイキャッチを直した経験から、見本のどこを見て、何を試すかを具体的に整理していきます。

目次

見本を見る目的は、自分の画像の改善点を見つけること

このブログでは、デジタルイラストの最初の一枚をどう決めるかや、好きな絵の模写から練習を始める方法を書いてきました。

今回扱うのは、ブログのアイキャッチです。見本を見て「読みやすい」と感じた理由を探し、自分の画像で直す場所を見つけるために使います。

私がブログ画像で困ったのは、ソフトの操作だけではありません。文字を入れられても、写真と重なって読みにくい。説明を加えても、スマホでは小さくて追いづらい。完成してから見えてきた課題がありました。

その制作経緯は、「デジタルで画像を作るなら何から?Canvaでアイキャッチを作って気づいたこと」にまとめています。

見本から自分の画像に使える工夫を見つけるために、過去の修正を「なぜ必要だったのか」まで振り返ります。例えば、写真と文字が重なって読みにくかったなら、次は文字を置く場所を先に決める。修正した理由を、次の制作で確認することにつなげます。

ステップ① 見本を集める

見本を使って練習するなら、まずは同じ用途の画像を2〜3枚ほど集めて比べたいと思っています。

私が選ぶのは、普段作っているブログのアイキャッチです。写真と文字を組み合わせた画像を並べれば、タイトルの大きさや配置、背景の使い方を比較できます。

以前、写真の上に置いた白文字が読みにくくなり、文字の後ろに暗い背景を追加したことがありました。その経験があるので、見本を見るときも、まず文字と写真の重なり方に注目したいです。

この方法で見本を集めて比較する練習は、まだ行っていません。最初は枚数を増やしすぎず、何を確かめたいのかを決めてから選ぶつもりです。

写真を大きく見せながら、タイトルも読める画像は、どう作られているのか。

写真の上へ文字を重ねているのか、文字専用の場所を設けているのか。文字の後ろに背景があるのか。過去に自分が困ったことを手がかりにすれば、見本を探す目的もはっきりします。

ステップ② 惹かれた理由を書き出す

見本を選んだら、「好き」「すっきりしている」で終わらせず、どの部分がそう感じさせたのかを書き出します。

例えば「タイトルが読みやすい」なら、文字が大きいのか、背景との明暗差があるのか、周囲に余白があるのか。見えている特徴まで分けて考えます。

複数の見本を比べるときは、画像ごとに感想を書くより、同じ項目で観察メモを揃えると、共通点や違いを探しやすくなります。

例として、どちらも「タイトルが読みやすい」と感じた2枚でも、一方は写真の上に大きな文字を重ね、もう一方は写真と文字の場所を分けているかもしれません。読みやすく見える理由を、文字の大きさ・配置・余白・背景との明暗差に分けて記録します。

観察する項目記録する内容
文字の大きさタイトルが画像の中でどのくらいの面積を使っているか
配置写真に重ねているか、文字専用の場所があるか
余白文字と画像の端、文字と写真の主役がどのくらい離れているか
背景との明暗差文字の後ろが明るいか暗いか、帯や背景があるか

メモを並べたら、共通点と違いを一つずつ探します。例えば「配置は違うが、どちらも文字の後ろに細かな模様が少ない」と気づいたら、それを読みやすさに関わる特徴の候補として残します。

最後に、その中で自分が最も惹かれた特徴に印を付けます。「すっきりしている」で終わらせず、「文字の周りに余白があり、写真の主役とも重なっていない」まで書くと、後で自分の画像と比べる項目になります。

この比較はまだ実践していませんが、次は同じ項目で観察メモを作り、自分が読みやすいと感じる画像の共通点を探したいと思います。

ステップ③ 作り方を確かめる

見本の中で気になる表現を見つけたら、次は使い慣れたソフトで再現する方法を探します。

ここで大切にしたいのは、操作の名前だけでなく、何を表現するために使うのかを覚えておくことです。

例えば、見本の文字が光っているなら、文字の周囲に淡く広がる光を再現したいのか、輪郭を明るく縁取る表現を再現したいのかを先に決めます。同じ「光る文字」でも、目指す見え方によって探す機能が変わるためです。

周囲に広がる光なら、ソフト名と「文字 発光」「文字 グロー」などを組み合わせて調べます。輪郭を光らせたい場合は、「文字 縁取り」も検索の候補になります。見つけた操作は短い文字で試し、光の色や広がり、強さを一つずつ調整します。

作ったものは見本と同じくらいの表示サイズで並べ、光が文字からどのくらい広がっているか、文字そのものの形が読めるか、背景に埋もれていないかを比べます。光が付いただけで完成にせず、強すぎて文字がぼやけた場合は、広がりや強さを抑えて再度確認します。

試したあとは、次の3点を短く記録します。

  • 再現したかった表現
  • 使った操作
  • 思いどおりにならなかった部分

細かな手順をすべて書き残すより、「何をしたくて、どこまでできたか」が分かる記録にしたいところです。同じ作り方が見つからなくても、できなかった部分を残しておけば、次に調べることを絞れます。

ステップ④ 違いと改善点を言葉にする

作ったあとは、見本との違いを確認し、次に変えることを一つ決めます。

ステップ②では見本の魅力を書き出しました。ここでは、自分の制作物にその特徴が出ているかを比べます。

「見本より読みにくい」なら、文字の大きさ、背景との明暗差、周囲の余白などに分けて確認します。ステップ②の観察メモが、そのまま比較項目になります。

以前、「中山功太の実家はどこ?」という記事のアイキャッチを作ったとき、タイトルに加えて小さな説明やアイコンも入れていました。

そこで、小さな説明とアイコンを減らし、タイトルを見やすくする方向へ修正しました。修正前後の画像は、過去のCanvaでのアイキャッチ制作記事に載せています。

このときに気づいたのは、「文字が小さい」という問題を、文字の大きさだけで解決しようとしなくてもよいことです。

入れる情報を減らせば、その分タイトルに場所を使えます。次に似た画像を作るときは、文字を大きくする前に、不要な説明がないかも確認したいと思います。

気になったこと確認するところ次に試すこと
タイトルが目に入らない補足文や飾りの方が大きく、強く目立っていないか補足文を小さくするか、飾りを一つ外して比較する
文字が背景に埋もれる文字と背景の明るさが近くないか、写真の模様が文字に重なっていないか文字の後ろに単色の帯を置いて比較する
スマホでは文字が読みにくいスマホの表示サイズで、タイトル全文を無理なく読めるか小さな説明を一つ外し、空いた場所でタイトルを大きくする
情報が詰まって見えるタイトル・補足文・アイコンに、内容の重複がないか優先度の低い説明や、同じ意味のアイコンを外して比較する
文字が窮屈に見える文字が画像の端や、ほかの要素に近すぎないか文字を端から離すか、近くの要素を動かして余白を作る
写真の主役が分かりにくい見せたい人物や物を、文字や飾りが隠していないか文字の位置を変え、写真の主役が見える範囲を広げる
配置がばらばらに見えるタイトルや補足文の左端・中央など、揃える位置が決まっているか文字の揃え方を統一して比較する
光る文字がぼやける光が広がりすぎて、文字同士の隙間を埋めていないか光の広がりか強さの一方を抑えて比較する

自分の画像で気になった行から、一つ選んで試します。すべてを順番に直す必要はありません。修正前後を同じ表示サイズで並べ、最初に気になった点が改善したかを確かめます。

一度に全部変えると、何が効いたのか分からなくなります。まず一つ変え、変更前と並べて確かめる。「読みづらかった」で終わらせず、次に試すことまで決めておきます。

ステップ⑤ 次の制作に生かす

最後は、振り返りで残したことから、次の制作で試すことを一つ選びます。

私が次のアイキャッチで試したいのは、記事タイトルを読み取れる大きさで置き、そのための場所を先に確保することです。

以前は、小さな説明やアイコンも入れた結果、スマホではタイトルが読みづらくなり、情報を減らして直しました。この経験から、写真や飾りを配置してから残った場所へ文字を入れると、伝えたいタイトルに十分な場所を使えなくなると考えました。

次はタイトルを置いた段階でスマホの表示サイズに縮め、全文が読めるかを確認します。その後で写真や飾りを加えれば、完成後に配置を大きく直す手間も減らせそうです。

見本から学んだ特徴も、全部取り入れる必要はありません。例えば、文字と背景の明暗差が気になったなら、まずはその表現だけを試します。ほかの装飾は、必要になってから考えます。

そして完成後は、ステップ④で書き出した確認項目を見返します。次の制作でも同じ問題が出たのか、それとも別の部分で迷ったのか。そこまで残せれば、今回の振り返りを次の練習につなげられそうです。

まとめ

  • ①見本を集める:確かめたいことを決め、同じジャンルで比較
  • ②惹かれた理由を書き出す:色・文字・余白など、目に見える特徴へ具体化
  • ③作り方を確かめる:表現したいことと、それを作る操作の組み合わせ
  • ④違いと改善点を言葉にする:気になる見え方と、次に変える箇所の記録
  • ⑤次の制作に生かす:優先する点を一つ選び、仕上がりを確認

これまでも、気になった画像を直すことはありました。ただ、「何を変えたか」に加えて「なぜ変えたか」まで残しておけば、次に似たことで迷ったときの手がかりになります。

見本を見るときは、まずタイトルの読みやすさに注目し、文字の大きさ、背景との明暗差、余白、情報量に分けて確かめる。そして、自分の画像と比べて、次に試す変更を一つ選ぶ。見本の見た目を取り入れるだけでなく、改善する理由を見つけるために活用していきたいと思います。

関連記事はこちら↓!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次